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2008年10月28日 研究会@西成プラザのお知らせ

日時:2008年10月28日
場所:西成プラザ

16時30分から18時15分
【日本側】 スタディツアを受けてその整理も含めて、まず日本側から
1:福田久美子((株)美交工業):清掃業者の環境福祉サービス
2:蓬莱梨乃(URP 西成プラザ):NPOソシアルインクルージョン協会による西成高校での授業支援
3:ありむら潜(釜ヶ崎のまち再生フォーラム):釜ヶ崎地域の概要及び釜ヶ崎のまち再生フォーラムの活動

18時30分から19時45分
【韓国側】
4:韓国都市貧困運動の展開とカトリック貧民司牧の使命と取り組み 李神父
5:「縫製協同組合ソルセム・イルト」の実践 

この活動の背景については、全さんの解説★をお読みください。

■ スタディツア

同日 9時50分 ホテル中央集合 http://www.hotel-chuo.com/location/index.html

○あいりん地域 9時50分にホテル中央集合  10時過ぎに今池平和寮、10時40分にふるさとの家、
 サポーティブハウス「陽だまり」か「おはな」は通り過ぎるだけになるかもしれません。

○西成地区 NICEの活動を学ぶ http://www.nice.ne.jp/
 西成区長橋のくらし食堂に12時前に必ず入る必要があります。NICEの川上さんが食事しながら説明

○14時前にくらし応援室 NICEの佐々木さん説明

○住吉公園での指定管理を受けた美交工業の活動を学ぶ http://www.bikoh.biz/index.html
 車で移動して 
 15時30分に住吉公園 福田美交社長説明

★全泓奎さんの解説

男性の二人が神父で、女性の方々が「ソルセム・イルト」という1990年代に設立された生産協同組合(縫製業)のメンバーです。彼女らは、貧困地域の居住者として同組合で仕事をされている方々です。

また28日にもご紹介できるかと思いますが、90年代には80年代からの貧困運動を受けて、自立型運動への転換が図られる時期でもあります。そのため都市内の貧困コミュニティでは、さまざまな形の協同組合活動が盛んになります。その流れで作られたのが今回来日するメンバーです。また、二人の神父は、そのような活動を支援するような立場でもあります。中でもイ・ギウ神父は、前韓国カトリックソウル大教区内にある貧民司牧委員会の委員長神父を長年間務めてきました。

私も貧困地域に住み込み、住民組織化やさまざまな形での地域活動(住民会議やまちづくりに向けた地域住民講座、子供の勉強部屋運営、地域文化際開催、住民の仕事創出プログラム企画、居住権擁護活動等)を模索していたときに知り合い、いろんな面でお世話になった方でもあります。そのような縁で、わざわざ韓国の住民運動団体に私の連絡先を確認し、連絡してきたのが今回のツアーの企画のきっかけとなりました。

イ神父は、今回だけではなく、できればこれからも地域を知り、何か自分でできることがないか考えていきたいと言っています。韓国のカトリック教会は、大きいことはもちろん、信者が多い分、力もありますし、ネットワークも非常に広いので、これからの付き合いが楽しみです。

28日当日は、イ神父のこれまでの経験談に基づきながら、カトリック貧民司牧や貧民運動の話、そして短いですが、簡単に「ソルセム・イルト」が紹介されたテレビ番組もご紹介できたらと思っています。また数年前に韓国の貧困コミュニティのコミュニティワークについて書いた拙稿もご参考までに併せてコピーしてもって行きます。今振り返って読んでみたら「ソルセム・イルト」というタイトルだけは、その中に書いてありました。