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2010年06月26-27日 こりあんコミュニティ研究会 第1回研究大会

趣旨説明
 こりあんコミュニティ研究会は、世界中のコリアンコミュニティに関する調査・研究を行い、その成果を公開すると共に国内外の研究者相互の交流と連携・協力を促進するため2009年3月11日に発足しました。今年は韓国併合100年の年でもあり、これまでの記憶を解釈しなおし、どのように後世に伝えていくかということは、喫緊の課題であることに間違いありません。私たちの研究会は発足後間もないこともあり、まだ研究や活動の実績がそれほどあるわけではありませんが、今私たちの目の前に置かれている様々な課題を真摯に受け止めながら、コリアンコミュニティのあり様について考えるための機会の場として今回の研究大会を位置づけていきたいと考えています。これまでは月1回の定例研究会や共同調査を進めてまいりましたが、今回は80名を超える会員が一堂に会する機会として、大阪市立大学を会場に研究大会を開催することになりました。本大会では、長年にわたり在日朝鮮人史研究を進めてこられた樋口雄一さんをお招きして、基調講演をしていただく予定です。また一般報告も、多くの会員の方からエントリーしていただき、今回は、「文化」、「福祉」、「コミュニティ」というセッションを設けることにしました。なお翌日6月27日(日)は、スタディツアーという形で、こりあんコミュニティ研究会がこれまで共同調査を進めてきました、大阪市桜ノ宮龍王宮と西成地区を訪問いたします。会員の皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

◆第1回研究大会(6月26日・27日)大阪市立大学高原記念館・学友ホール
6月26日・13時より(12時より受付開始)

◇会場:大阪市立大学高原記念館
http://www.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/contact/index.html

◇スケジュール
13:00-13:10 開会挨拶
13:15-14:00 基調講演
・樋口雄一氏(高麗博物館)
 「在日韓国朝鮮人史と日本社会」
   
14:10-15:10 セッション1(文化)
・金美善氏(国立民族学博物館)
 「在日コリアン一世女性の識字問題
 -日本語識字社会に、非識字移民女性として生きること-」
・宋実成氏(大阪経済法科大学アジア研究所)
 「1930~40年代の在日朝鮮人商店の屋号について
  −朝鮮的なものを扱う業種を中心に−」

15:20-16:20 セッション2(コミュニティ) 
・新井信幸氏(東北工業大学)
 「川崎・戸手四丁目河川敷地区の経年的住環境運営」
・斎藤正樹氏(ウトロを守る会)
 「ウトロ:強制立退きから新しいまちづくりへ」

16:30-17:30 セッション3(福祉)
・安錦珠氏(広島大学・院)
 「在日一世女性の高齢福祉問題」
・趙文基氏(桃山学院大学・院)
 「在日コリアン高齢者の介護問題−故郷の家の実践を中心に−」

17:40-18:10 総会
19:00-21:00 懇親会(大阪市立大学高原記念館)

※※※
6月27日・10時30分~16時 龍王宮および西成地区をめぐるスタディツアー
10:30~ 桜ノ宮駅集合:龍王宮スタディツアー
13:30~ 今宮駅集合:西成界隈スタディツアー
 ⇒詳しいスケジュールが決まりましたらまたご連絡させていただきます。

※※※
◇大会参加費:2000円(学部生1000円)、懇親会費3000円(学部生2000円)

問合せ先
こりあんコミュニティ研究会事務局
kocoken2009@gmail.com