シンポジウム・研究会
城山虎舞 in みんぱく

Posted at : 2017-02-08


国立民族学博物館では、東日本大震災以降、被災地の有形・無形の民俗文化財への支援を継続しています。これまで4年間にわたって無形の民俗文化財である郷土芸能を継承する団体を招へいし、研究公演を実施してきました。現在、被災地では復興に向け、日常の生活に戻る動きもあり、郷土芸能の団体の活動も落ち着きつつあります。一方で、日常が意識されるほど、震災に対する記憶の風化が懸念され、震災以前の地域文化の記憶をどのように伝えるのかという課題が浮かび上がってきました。そこで、今年度の震災支援プロジェクトの企画として、岩手県の三陸沿岸部を代表する郷土芸能「虎舞」の公演を行います。

本公演では、岩手県の三陸沿岸部で広く分布する虎舞のなかでも、同時期に開催する企画展「津波を越えて生きる-大槌町の奮闘の記録」で協力いただく城山虎舞を招へいします。また、城山虎舞の出演者や岩手の芸能支援に尽力した協力者とともに、芸能の継承のあり方をテーマとしたディスカッションを開催し、地域文化の重要性について考えます。

※ 詳細はhttp://www.minpaku.ac.jp/museum/event/slp/20170319toramaiを参照ください。

日 時:2017年3月19日(日)
14:00~16:10(開場13:20)
場 所:国立民族学博物館 講堂
参加費:要展示観覧券(要事前申込)
定 員:450名
申込方法:申込フォームまたは往復はがきによる事前申込制
申込締切:3月13日(月)※定員に達し次第受付を終了します
※申込み方法は次のURLを参照 http://www.minpaku.ac.jp/museum/event/slp/20170319toramai#mousikomi
主 催:国立民族学博物館
協 力:大阪市立大学都市研究プラザ

〒565-8511 吹田市千里万博公園10番1号
国立民族学博物館 企画課 博物館事業係
TEL : 06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)

プログラム

14:00-14:10 挨拶 須藤健一(国立民族学博物館長)
14:10-14:15 趣旨解説 日髙真吾
14:15-14:45 城山虎舞演舞
14:45-14:50 城山虎舞解説 橋本裕之
14:50-15:00 休憩
15:00-15:40 ディスカッション「郷土芸能の保存科学―支援から協働へ―」
15:40-16:10 城山虎舞演舞