シンポジウム・研究会
東アジア包摂型居住福祉実践に関する比較研究グループ:2016年度研究会兼日本居住福祉学会国際比較居住福祉セミナー

Posted at : 2017-03-08


東アジア包摂型居住福祉実践に関する比較研究グループ:2016年度研究報告会

本研究グループは、類似した社会経済的な発展プロセスを経験する中で、いわゆる開発主義的な福祉制度や実践経験を共有してきた東アジア3か国を研究対象に据え、とりわけ居住福祉政策と実践にかかわる海外実地調査を中心に研究を進め、東アジアにおける居住福祉実践モデルの特徴を明らかにするために結成された。居住福祉実践にかんしては、これを先に経験してきた欧米社会を中心に、福祉国家の縮小が進み、ターゲットに絞った支援が行われる中、民間部門による実践モデルが、支援付き住宅、もしくは住宅第一主義モデルの形で登場し、行政施策との関連での検討も課題となっている。本研究グループでは、既存の支援モデルにかんする先行研究から得た知見を基に実地調査を進め、東アジアにおける包摂型居住福祉実践モデルの構築に向けた課題を明らかにする。
今回の研究会では、2016年度中に進めた、韓国ソウル市における実地調査の報告に加え、ソウル市政策担当者による報告会を行い、経験交流の場を設ける。

日 時:2017 年3月5 日 16:00-19:00 (15:30開場)
場 所:新大阪丸ビル本館703号室(大阪市東淀川区東中島1-18-5)
問合せ:東アジア包摂型居住福祉実践研究グループ E-ICN-Housing@googlegroups.com
後 援:大阪市立大学都市研究プラザ・日本居住福祉学会

※本研究報告会は、科学研究費基盤研究(B) (海外学術調査)「東アジア都市における包摂型居住福祉実践に関する研究」(研究代表者:全泓奎)の助成を得て実施するものである。