共同利用・共同研究拠点「先端的都市研究拠点」事業総括国際シンポジウム
Posted at : 2019-12-20
大阪市立大学都市研究プラザは、2006年の設立以来、世界及びアジアの都市をフィールドに据え、文化創造と社会包摂に資する先端的都市論の構築を目指してきました。
2014年度には、文部科学省・共同利用・共同研究拠点「先端的都市研究拠点」として認定されました。さらに、最初の3年間は「特色ある共同研究拠点の整備の推進事業~スタートアップ支援」に採択されました。それまで内外の連携研究機関とともに蓄積してきた研究・学術資源を、地域や一般社会と深く共有し、協力関係の強化へとつなげ、さらに先端的都市研究をスケールアップしていくための拠点として、整備を進めてきました。その結果、「中間評価」では、共同研究とその成果の発信、若手研究人材の育成が意欲的に行われていることが高く評価されました。そして、国際的なネットワークのハブとして国際共同研究をけん引するとともに、政策立案能力を備えたアクションリサーチャーを育成するなど、さらなる機能強化に期待が寄せられるという助言をいただきました。
本年度は拠点認定期間の最終年度に当たります。この期待に果たして応えられたでしょうか。若手研究者や国内外の共同研究者からの報告を交えて、本拠点の6年間の取り組みを総括するとともに、今後を展望します。皆様の参加をお待ちしております。
「先端的都市研究拠点」総括シンポジウム 開催概要
2020年 2月15日(土) 9:00~12:00,16日(日)10:00~17:30大阪市立大学高原記念館学友ホール(JR「杉本町」駅徒歩5分)
主 催:大阪市立大学都市研究プラザ・先端的都市研究拠点
参加費:無料(事前申込不要)
問合せ:〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学都市研究プラザ 先端的都市研究拠点事務局
06-6605-3444(直) joint_office@ur-plaza.osaka-cu.ac.jp
プログラム
2月15日(土)1.先端都市特別研究員による研究成果報告2月16日(日)
2.本拠点出身研究者による研究成果報告
志賀信夫(広島県立大学) ヨハネス・キーナー(埼玉大学)
3.連携研究者からのコメントと講演
埋橋孝文(同志社大学)
1.事業成果の概要について
阿部昌樹(都市研究プラザ所長)
2.招待講演 共同利用・共同研究拠点の今後について
文部科学省 研究振興局 学術機関課より
3.共同研究課題の成果報告
経済・社会の構造変化に対応する居住福祉政策の実践的共同研究
ヴァルネラブルな刑務所出所者等の意思決定支援に関する研究―当事者参画による共生都市の創造にむけて
地域共同のまちづくりによる社会的不利地域の再生に向けたアクションリサーチ
包摂都市の形成にかかわる人材養成に向けた研究
レジリエンスからイノベーションによるサービスハブ地域賦活過程の都市理論研究
5.海外招へい者による講演
Yip Ngai-ming (City University of Hong Kong)
Kim Soohyun (Sejong University)
Liling Huang (National Taiwan University)
6.総括討論
(終了後ささやかながら懇親会を予定しております)