シンポジウム・研究会
東アジア包摂都市ネットワーク国際シンポジウム

Posted at : 2020-11-25


本シンポジウムは、都市研究プラザ創設15周年、 文部科学省「共同利用・共同研究拠点」2期目 (7年目)、そして包摂型都市形成に向けた東アジア都市間交流の10周年を記念する場として企画しました。世界は、新型コロナ感染症 (COVID-19) による影響でさらに格差や不平等が広がっています。これまでに本拠点は、都市大阪から発信するアジア諸都市間の国際共同研究を媒介し、社会的包摂を実現しうる、政策研究に特化した実践的アジア都市論の創生を目指してきました。本シンポジウムは、本拠点が重点的に取り組んできた諸事業の成果を共有するとともに、新たに羽ばたいていくために本拠点とアジアの諸都市間ネットワークの機能強化を模索する場として開催します。

※参加無料・オンライン開催日時 2020年12月12日(土) 10:00 – 16:00

第1セッション 10:00〜12:50

先端的都市研究拠点共同研究成果報告会
使用言語:日本語 コーディネーター:綱島洋之 〔大阪市立大学〕

【海外研究報告 ( 逐次通訳 )】 11 : 30 まで 開催の挨拶 阿部昌樹 〔大阪市立大学〕
「韓国の社会住宅政策の展開と今後の課題」 南垣碩 〔ソウル研究院〕
「台湾における社会的不利地域のまちづくり : 台北市中正区南機場コミュニティを例として」劉恩英 〔国立台湾大学〕
休憩
【共同研究報告(各報告10分、 通訳なし)】 12:50まで
  1. 東アジアインクルーシブ都市ネットワークの構築に向けた都市間の経験交流
  2. 地域共同のまちづくりによる社会的不利地域の再生に向けたアクションリサーチ
  3. 被災地芸能の文化的脈絡の拡張 — 虎舞 (岩手県) を事例として
  4. 現代日本における矯正教育の批判的検討: 都市を生きるその後の人生
  5. 感染症パンデミック危機状況下における外国人の居住と経済活動の現状と課題
  6. サービスハブにおける危機とイノベーションのダイナミックスに関する国際比較研究
  7. 創造的都市再生の試みにおける学生の包摂手法の研究:京都における芸術文化の創造性を活かした市民主導のまちづくりプロジェクトを題材に

第2セッション 14:00〜16:00

東アジア包摂都市ネットワークの形成に向けて
使用言語:日本語 ・ 英語 ・ 中国語 ・ 韓国語 コーディネーター:全泓奎 〔大阪市立大学〕

不平等都市における苦闘: 香港の住宅問題 Ngai Ming Yip 〔香港城市大学〕
台湾における住宅運動、 住宅法及び社会福祉の進展 黄麗玲 〔国立台湾大学〕
韓国の住宅市場は日本住宅市場の轍を辿るのか 金秀顯 〔世宗大学〕
ネオリベラリズム都市の誕: 東京への一極集中と都市の分断 城所哲夫 〔東京大学〕
討論:阿部昌樹・水内俊雄 〔大阪市立大学〕
質疑応答

申込方法: チラシ内のQRコード、もしくはこちらの申込フォームにアクセスしていただき、名前、所属、メールアドレスを記入し、送信ください。
申込〆切:2020年12月4日(金)

東アジア包摂都市ネットワーク国際シンポジウム
※本国際シンポジウムは、2020年度大阪市立大学共同利用・共同研究拠点「先端的都市研究拠点」およびトヨタ財団国際助成プログラム「東アジア包摂都市ネットワークの構築:引き裂かれた都市から包摂型都市へ」、国際共同研究強化(B)「東アジア型社会開発モデルの構築に関する国際比較研究」 ( ともに研究代表:全泓奎) による助成を得て実施するものです。
お問い合せ
大阪市立大学都市研究プラザ先端的都市研究拠点事務局
E-mail: joint_office[at]ur-plaza.osaka-cu.ac.jp
[at]を@に置き換えてください。
TEL&FAX 06-6605-3444(直通)