第214回「まちづくりひろば」【日程変更】
Posted at : 2018-08-31
釜ヶ崎の包摂力の継承の基盤となる新たなハウジング論・居住支援論の深化を目的とした研究報告会を開催する。「まちづくりひろば」は今回で通算214回を数えるが、これまで地域住民や不動産業者、行政関係者、研究者等を巻き込みながら、釜ヶ崎の現状と将来に関する意見交換の場として機能してきた。今回の研究報告会もその一環として位置づけられる。
あいりん地域の将来ビジョンの議論の中でキーワードの一つ(になりつつある)「サービス・ハブ」論についてもっと知る緊急公開座談会~当研究の第一人者ジェフリー・ドゥヴェルトゥイユ氏(英国カーディフ大学上級講師)の釜ヶ崎調査の合間を縫って実現~ グローバル都市圏の中の釜ヶ崎的な空間(貧困集積地域)の役割を「サービス・ハブ」という概念でとらえられるようになった傾向(欧米発)については、前回の「6月まちづくりひろば」でも、ヒェラルド・コルナトウスキさん(九州大学大学院比較社会文化研究院講師)から、東アジア各国の事例も加えて語ってもらった。今回はドゥヴェルトゥイユ氏が社会的弱者支援の各種団体聴き取り調査に来釜される(3回目、1週間滞在)と聞き、急きょ打診したところ、協力していただけることになった。
そうした経過から、今回のまちづくりひろばは講演としてではなく、氏の聴き取り調査対象団体のメンバーを中心に集まっていただき、ざっくばらんに質問しあう形式にする。それによって、ジェフ先生にとっては個別団体聴き取り調査の補足となり、私たちにとってはサービス・ハブ論の国際的概念の再確認や内容の深掘り作業となり、ひいては現在策定中のまちづくりビジョンのヒントとなる、そのような良き機会にできないものかと期待している。
※台風21号の接近にともない日程変更となりましたのでご注意ください。
日時:2018年主催:釜ヶ崎のまち再生フォーラム09月04日(火)→ 09月07日(金) 18:30-20:50
場所:大阪市西成区・太子福祉館(大阪市立大学西成プラザ)
参加:無料
共催:大阪市立大学都市研究プラザ
問い合わせ先:都市研究プラザ joint_office(at)ur–plaza.osaka-cu.ac.jp
(メールの際は(at)を@に変更ください)